遠州森町三倉 許禰(きね)神社だより

訪問ありがとうございます。静岡県周智郡森町の北端、三倉に鎮座する許禰神社のブログです。当神社は創建の年代は明らかではありませんが明治6年に浜松県官史調査により延喜式帳に登載されている古社と確認され三倉郷の郷社として定められました。平成27年に御遷座100周年事業にて徳川家康から拝受した「天下和平不生禍亂」の短冊を写した記念石碑を建立しました。ぜひ一度ご覧ください。田舎の小さな社ですが新東名森掛川ICから車で15分ですので   お気軽にお立ち寄り下さい。      静岡県周智郡森町三倉830番地                          

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2014許禰神社だより 水無月(6月)

カテゴリー │許禰神社だより

 梅雨に入り少々うっとおしい季節ですが雨も自然の恵みと受け止めたいものです。6月は水無月と言いますが梅雨時なのに水無月と書くのはなぜでしょう?ここでの「無」は無いという意味より「の」という連体助詞としての意味のようで田に水を引く月であることから「水の月」という解釈があるようです。

 6月には夏越(なごし)の大祓いを行いました。12月にも年越の大祓いを行いますが大祓いは神社の年間行事の中でもとても大事な行事となります。
 大祓とは半年間の間に誰しも知らず知らずのうちに犯した過ちや心身の穢れを祓い清めて、正常な本来の姿に戻るための儀式です。許禰神社では氏子さんの戸数分のお札を用意しお祓いをした後、みなさんのご家庭にお届けしています。


夏越のお札は6月中に、年越のお札は12月中に交換してください。
このお札は家のどこに掲げて(貼って)くださっても結構です。心身を正し二礼二拍手1拝を行い感謝するとともにまた半年間頑張ろうという気持ちを持っていただけたら幸いです。

 さて、許禰神社の歴史の続きです。先月は許禰神社で祀られている御祭神を紹介しましたがそれぞれの御祭神について少しお話したいと思います。

* 伊邪那岐命(イザナギノミコト)と伊邪那美命(イザナミノミコト)は国産み・神産みの神様として以前お話しましたね。日本の国と多くの子供たち(神々)を儲けられました。

* 黒田八幡神社から合祀された誉田別命(ホンダワケノミコト)は第15代応神天皇(応神天皇は死後の贈り名)で、歴史的に実在した最初の天皇と言われ、全国に広がる八幡神社の御祭神となっています。「はちまん」や「やはた」と呼ばれますが、八幡の「八」は数多くを意味し「幡」は神の寄り付く依り代としての旗を意味しているとの説があります。
厄除け・病気平癒・家運隆昌・交通安全・縁結び・子宝・安産などのほか軍神として武家からの信仰もあつかったようです。黒田の人がお祭りの時に元気なのもこんなところに由来するのかもしれませんね。


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