2014許禰神社だより 霜月(11月)

神社総代

2014年12月31日 00:00

 お祭りが終わりまだ余韻が残る三倉の里ですが、季節はもうすぐ冬時折の雨が肌寒いです。文字通り初霜が降りるのも近いようですね。

 さて11月は全国で新嘗祭(にいなめさい)が執り行われます。新嘗祭とはその年の収穫に感謝するお祭りで1年の中で最も重要なものです。
皇室ではご存知のように天皇陛下自らが田植えをしたお米を収穫しそれを神前に捧げ新嘗祭を執り行い、それが終わると初めてその年の新米を食べられるとのことです。全国の神社でもこれにのっとり新嘗祭が行われています。
 許禰神社でも11月23日に三倉地区の総代さんにも参列していただき新嘗祭を執り行いました。ありがとうございました。
  
 

 11月27日~28日にかけて伊勢神宮新穀感謝祭参拝団にて伊勢神宮へ正式参拝に行ってきました。静岡県神社庁として毎年行っていますが三倉地区からも総代はじめ10名(周智支部全体で230名)が参加しました。
伊勢神宮には有名な内宮・外宮の他に123の神社がありこれらを含めて伊勢神宮と呼びます。また伊勢神宮とは一般名称であり正式には「神宮」となります。
 初日には熱田神宮~豊受大神宮(外宮)~月讀宮(つきよみのみや)を参拝しました。月讀宮には月讀尊(つきよみのみこと=天照大御神の次に生まれた神様で夜を治めるようにと任された神様)が祀られています。こちらには月讀宮を含め4つの宮があり、許禰神社のご祭神と同じく伊邪那岐命(いざなぎのみこと)と伊邪那美命(いざなみのみこと)も祀られています。

 

 翌日は皇大神宮(内宮)を正式参拝し新穀感謝祭に参列させて頂きました。内宮入口の宇治橋の前後の鳥居は遷宮の翌年に建て替えられます。これは解体された旧正殿の棟持柱(むなもちばしら)を加工して建てられるためです。今年の10月に建て替えられた美しい鳥居が私たちを迎えてくれました。

 

 参拝団に参加しますと正式参拝と言って、一般の方が参拝する入口よりもう一歩中に入れて頂き参拝ができます。また新穀感謝祭の式にも参列ができ一連の式次第と共に舞の奉納や雅楽の演奏も間近で見ることができ勉強になります。
  来年もぜひみなさんの参加をお待ちしております。


関連記事